
3 西の空に立雲(雷雲)が現れる。
4 べた風なのに西の水平線が乱れる。
5 俄雨が度々降る。
寒冷前線が通過後は気温が下がり気圧は上ります。
?台風
風速17m以上の熱帯低気圧が台風です。中心部は無風ですが物凄い三角波が立っています。台風には前線が有りません。進行方向に対して右側を危険半円左側を可航半円と呼び中心付近よりも右後面の風波は特に強いと言われています。下層では中心にむかって風が吹き込み収束された風は激しい上昇気流となります。北緯20度辺まではノロノロしていますが20度を過ぎると偏向しながら速度が速くなります。台風は上陸すると海上からの水蒸気の供給が絶たれるので衰弱します。
?バイスバロットの法則
北半球で風を背にして左手を真横に出して、その前20度位の方向に気圧の低い所があり右手後ろに気圧の高い所が有ろ。台風等の中心を知るのに役立ちます。
?ドゥフェの法則
台風や低気圧の北側では風向は反時計廻りに南側では時計廻りに変わっていく。
?真風向と視風向
船の針路の反方位線上に都合のいい長さを単位にして船速に相当するベクトルをとり船に備えた風速計の示す風向線上に同じ単位で風力のベクトルをとって両点を結ぶとこれが真風向になります。
5. 海の波
?波高
波浪には風浪とうねりが有ります。風浪の波形は鋭く尖って波長が短くうねりは波頭が丸く波長が長いのが特徴です。波には波長、周期、方向等の要素が有りますが海の上では何と言っても波高が問題です。波高は有義波高(観測点を通過する波の波高を高い順に33波取り出して平均したもの)で示されますが時には一発大波に出くわす事も覚えておかねばなりません。
?異常波
深海を渡る波は規則的ですが浅海に寄せて来ますと波は海底の影響を受け始め波長と波高のバランスが崩れて異常波と言われる波になります。波長の割に波高の高い波を一般に異常波と言っています。小型船は異常波には特に注意して下さい。
1砕け波強風の為波頭が風下側に崩れた波。
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